ニュース

TOP >  ニュースリリース >  お知らせ

(再掲)市民公開シンポジウムのお知らせ(日本精神保健社会学会)

2017年11月1日

弊社代表(武藤清栄)が副会長を務めている「日本精神保健社会学会」において、
市民公開シンポジウムが本年11/23(木・祝)に開催されます。
下記の詳細ご案内をご覧の上、ご興味をお持ちの方は、ぜひご参加ください。

——————————————————————————————————-
市民公開シンポジウム
「市民のレジリエンスを高める社会 ~身体の芯があたたまる関係を築く~」のお知らせ

レジリエンス(回復力)とは、逆境(ストレス)を克服する経験によって強化され、穏やかさ、寛容さ、明るさ、自信、優しさ、勇気などの環境への許容力からなる。それは、他者肯定感や自己肯定感を無自覚に生み出し、体の芯からあたたかい関係をつくりだす。
では、そのような関係はどのような社会から生み出されるのだろうか。
このテーマや今日の社会のあり方についてご関心のある方は奮ってご参加ください。

【シンポジスト】
   いじめへの対応、スクールソーシャルワーカーの立場から    荒巻 りか 氏

   ガンサバイバーの立場から                  松崎 素子 氏

  LGBTの立場から                     中山 玲子 氏

   ※ファシリテーター  筑波大学名誉教授  宗像 恒次 氏

日 時    2017年11月23日(木)勤労感謝の日
       13:40~16:30(13:30~受付開始)

場 所    筑波大学 東京キャンパス 1階119号室
       地下鉄「茗荷谷」駅から徒歩3分

参加費    一般  3000円
       学生  2000円

主 催    日本精神保健社会学会

後 援    ヘルスカウンセリング学会          東京メンタルヘルス
       筑波大学発SDS情動認知行動療法研究所   関東心理相談員会

問い合わせ先   日本精神保健社会学 事務局
         宇都宮市豊郷台1-1
         帝京大学 宇都宮キャンパス 滝澤 武 研究室内
         TEL(FAX)  028-627-7188

申込方法     シンポジウム案内チラシをダウンロード頂き、裏面の申込用紙に必要事項を記入の上、
         日本精神保健社会学会事務局宛にFAXをお送り下さい。

         【ダウンロード】:シンポジウム案内チラシ(PDF)

メンタルヘルス通信 No.86のお知らせ

2017年10月12日

メンタルヘルス通信 No.86のお知らせ

今号のメンタルヘルス通信は、連載企画『スマホ依存・ネット依存・ゲーム依存』の第2回、
テーマは「ホントに怖くなってきたネット依存」です。
本稿では、そもそも依存症とは何か? そしてネット依存とは何かについてのポイントをお伝えしています。

メンタルヘルス通信は、イントラネットへの掲載やプリントアウトしての配布など、
従業員の皆様へのメンタルヘルス啓発活動などにご活用ください。

【PDF版】
メンタルヘルス通信No.86(PDF)

【テキスト版】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
NO.86 連載「スマホ依存・ネット依存・ゲーム依存」②
       ホントに怖くなってきたネット依存
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
 <<ホントに怖くなってきたネット依存 >>

依存症とは、「日常生活に大きな支障をきたすほどに何か(酒、薬物、
ギャンブル等)にのめり込んでしまっているのに、やめたくてもやめら
れず、自分の力だけではどうにもならなくなってしまっている状態」の
ことを言います。

そして「ネット依存」とは、「インターネットに過度に没入し、スマホや
PCが使用できないと、苛立ちを感じるなどして、現実社会の人間関
係や心身の健康に弊害が出ているのに、その使用をやめられない
状態」
を言います。

ネット依存には、大きく2つの依存があります。
  ● SNSによるコミュニケーションへの依存
  ● オンラインゲームへの依存

どちらかというと女性はSNSに、男性はゲームにはまりやすい、と
いった傾向があります。

またネット依存の特徴として、①ネットに没入し「時間のコントロー
ル」ができなくなる、②ネットを取り上げると「パニック」のように
心を乱す、③ネットにつながる方法を何とかして手に入れようとする「探
索行動」が見られる
、といったことがあります。

ネット依存になってしまうと、生活リズムが乱れたり、人間関係が壊れ
たり、心身の健康を害したりして、日常生活に支障が出てきます。ネット
をやめられず、自分の力だけではどうにも解決しようがなくなった場合に
は、治療や専門家のサポートが必要です。

<<診断ガイドライン試案>>

では、アメリカの心理学者キンバリー・ヤング博士が作成した「ネット
依存の診断ガイドライン試案」で、ネット依存にあたるかどうかをチェッ
クしてみましょう。

【ネット依存の診断ガイドライン試案】(1998年)

□1.ネットに夢中になっていると感じていますか? 
  (前にネットでしたことを考えたり、次にネットすることをワク
   ワクして待っているなど)
□2.満足を得るためには、ネットを使用している時間をだんだん長く
   していかなければならないと感じてますか?
□3.ネット使用を制限したり、使用時間を減らしたり、完全にやめよ
   うとしたりしたが、うまくいかなかったことがたびたびありましたか?★
□4.ネットの使用時間を減らしたり、完全にやめようとしたとき、
   落ち着きのなさ、不機嫌、落ち込み、またはイライラなどを感じますか?★
□5.はじめ意図したよりも長い時間オンライン状態でいますか?
□6.ネットのために、大切な人間関係、仕事、教育や出世の機会を逃
   すようなことがありましたか?★
□7.ネットのハマり具合を隠すために、家族、治療者や他の人たちに
   対して嘘をついたことがありましたか?
□8.問題から逃れるため、または絶望的な気持ち、罪悪感、不安、落ち込み
   といった嫌な気持ちから開放される方法としてネットを使いますか?

博士は、このうち5項目以上にあてはまればネット依存症としています。
(★は特に注意した方がいいもの)

<<ネット依存はどのくらい?>>

依存症の治療で有名な神奈川県の久里浜医療センターが行った調査(成人
対象,2008年)によると、国内で依存傾向にあるのは男性 約153万人、女性
約118万人の計 約271万人と推計されました。また、ネット依存が比較的多
い子どもまでを含めると、約400万〜500万人にのぼるのではないかと推計
されています。同センターのネット依存外来の受診者でみると、中高生が約
6割と最も多く、また男女比ではおよそ7:3で男性の方が多いそうです。

また、「ICTの進化がもたらす社会へのインパクトに関する調査研究」
(総務省,平成26年)によると、ネット依存傾向が高い人は8.2%を占め、諸
外国と比べ同程度の水準でした。

この調査で特徴的だったのは、スマホ保有の有無による依存度の違いでし
た。スマホ保有者で依存傾向が高かったのは11.8%でしたが、未保有者
は4.1%と半分以下でした。
メディア環境研究所の発表では、スマホ保有
率は平成26年は59%でしたが、今年平成29年は78%にのぼるそうです。
今後のさらなるスマホの普及に比例して、ネット依存傾向の数はさらに増
えていくものと予想できます。

※ネット依存については、インターネット自体の歴史が浅く、検証できる
 データの蓄積が十分ではないこともあり、世界的に認められた診断基準
 はまだありません。ネット依存にあたるかどうかは、専門のクリニック
 などで詳しく診てもらってください。

新行内勝善 (精神保健福祉士)

連載「スマホ依存・ネット依存・ゲーム依存」 (全5回)
第1回【①1日でどのくらいスマホ、見てますか?】はこちら
第3回【③ネット依存の原因は心のスキマ】はこちら
第4回【④ストレートネック、座りすぎ、ブルーライト】はこちら
第5回【⑤ネット依存からの脱出 ~予防,回復,再発防止~】はこちら

メンタルヘルス通信 No.85のお知らせ

2017年09月11日

メンタルヘルス通信 No.85のお知らせ

今号からのメンタルヘルス通信は、
『スマホ依存・ネット依存・ゲーム依存』をテーマに、連載企画にてお届けします。
第1回目となる今号は、「1日でどのくらいスマホ、見てますか?」です。
近年、ネットやスマホへの依存が問題となっていますが、本稿ではその実例をご紹介します。

メンタルヘルス通信は、イントラネットへの掲載やプリントアウトしての配布など、
従業員の皆様へのメンタルヘルス啓発活動などにご活用ください。

【PDF版】
メンタルヘルス通信No.85(PDF)

【テキスト版】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
NO.85 連載「スマホ依存・ネット依存・ゲーム依存」①
      1日でどのくらいスマホ、見てますか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
近年、ネットやスマホへの依存が問題となってきています。今回から
数回に分けて、ネット社会において避けては通れないこの問題について
みていきたいと思います。

<<「どうして? 言葉が出てこない…」 >>

まずは実例をご紹介します。人と話していて、「あれっ、言葉が出て
こない*」、そんな感覚におちいったことがあるでしょうか?
(*物忘れのことではありません。)

おかしいな、いつもだったら、ここでスッと相手に返す言葉が出
てくるのに、出てこない。
これまでのようにテンポよくやりとりすること
がうまくできない。

Sさん(男性・40才)は、「これはまずい、なにかおかしい」と思い始
めました。そして、原因らしきものを探していって思い当たったのが、
SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)でした。というのも、
Sさんの奥さんから、「いつもケータイばかりやってる」とか、「画面の
向こうの人とお話ししてばかり」などと言われることが多かったからです。

しかし、そう言われて多少の罪悪感は感じていたものの、自分とは正
反対に全くSNSをやらない奥さんに対して、<わかってないなぁ、今は
こういう時代なんだから>などとSさんは心の底で思ったりしていました。

<<SNSで交友関係が広がる楽しさ!>>

Sさんは、Facebookを始めたばかりの頃、昔の友だちとネットで久し
ぶりに会えたり、見ず知らずの人と交友関係が広がったりと、そこでの
やりとりが面白く、しだいに熱中していきました。

やりとりといっても、正確には自分のことをピーアールする、そんな
感じでしょううか。写真とともに近況を投稿しては、友だちからの「い
いね!」やコメントを心待ちにしていました。コメントがつくと、どう
返答しようかなとあれこれ考えて、言葉もよくよく選んでからコメント
を返していっていました。


<<スピードやリズム感>>

人と面と向かって話しているときに言葉がスッと出て来なくなったの
は、これが原因なのではないかとSさんは思いました。つまりは、SNS
のやり過ぎなのでは、と。

SNS上でコメントを返すときは、どういう風にしようかなとあれこれ
考えてからコメントします。一方、対面では会話のスピードやリズム感
は人によって異なりますが、通常は即時に言葉を返していきます。相手
から話しかけられて、どう言葉を返そうかと考えることはありますが、
頭の中で瞬時に考えて応答します。

このように、SNS上でのコメントのやりとりと、対面での会話はスピ
ードやリズムが異なります。SNS上でのコメントのやりとりに慣れてし
まったSさんは、対面での会話スピードやリズムにうまくのれなくなっ
ていたのです。

<<画面に向かう時間を減らして>>

そこでSさんは、SNSでのやりとりの時間を短くすることにしました。
短くするとは、SNSをやる、つまり画面に向かう総時間を少なくするこ
とと、コメント返信に考える時間を少なくすることの2つ。

そのようにして、Sさんは徐々に以前のような、対面コミュニケーショ
ンでのスピードやリズム感を取り戻していきました。上記の事例は、実は
数年前の筆者自身のことでした。大人でさえもこうなるのですから、成長
期の子どもたちだったらどうなるのか? そう考えると、とても恐ろしい
ことです。

実際、子どもたちには、スマホ依存・ネット依存・ゲーム依存などが問
題となってきています。しかし、これは子どもだけではなく、筆者も含め
た大人でさえ、この依存症におちいる危険をはらんでいます。なぜなら、
そこには依存のメカニズムがしっかりと存在しているからです。


次回は引き続き、スマホ依存・ネット依存・ゲーム依存のメカニズムや
問題点などについて掘り下げていきます。

新行内勝善 (精神保健福祉士)

連載「スマホ依存・ネット依存・ゲーム依存」 (全5回)
第2回【②ホントに怖くなってきたネット依存】はこちら
第3回【③ネット依存の原因は心のスキマ】はこちら
第4回【④ストレートネック、座りすぎ、ブルーライト】はこちら
第5回【⑤ネット依存からの脱出 ~予防,回復,再発防止~】はこちら

1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 18

検索する

Copyright © 2019 Tokyo Mentalhealth All rights reserved.

ページトップへ