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メンタルヘルス通信
東京メンタルヘルス通信臨時号
<梅雨とメンタルヘルス>
梅雨とは6月(陰暦5月)頃に降りつづく長雨のことである。
関東地方も梅雨に入り、五月雨が降ったり、どんよりと曇り空がつづき湿気が多い。
五月雨の「さ」は五月(さつき)、「みだれ」は水垂(みだれ)の意味で、
雨がしずくになって落ちる様や途切れがちに繰り返す様子を表現している。
梅雨の語源は、梅の実が熟する頃の雨という説があるが、梅雨は「黴雨」とも書き、
「カビの雨」を意味する。この時期はカビが発生し物が悪くなることに由来しているそうだ。
一般的には梅雨時になると気分がすぐれなくなる人が多くなり、抑うつ的になりやすい傾向がある。
梅雨空は当社サービスの「コンケア」にも反映し、「くもり」や「雨」のマークを押す人が多い。
しかし一方で、梅雨空を大歓迎する人がいる。太陽アレルギーを持つ人である。
太陽の紫外線に当たると「蕁麻疹」が出てしまい、熱とかゆみを訴える。アレルギーによる血管壁の過敏な反応である。
太陽アレルギーの人たちにとっては恵みの雨であろう。
まさに「蓼食う虫も好き好き」ということだろうか。
東京メンタルヘルス 所長 武藤清栄