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「マンガでやさしくわかる認知行動療法」が発売されました

2016.04.26

東京メンタルヘルスカウンセリングセンターセンター長の玉井が執筆いたしました「マンガでやさしくわかる認知行動療法」が 4月24日に株式会社日本能率協会マネジメントセンターより刊行されました。

 

 

「はじめに」からの抜粋

 

 

「職場の上司からつらく当たられて会社に行きたくない」

「仲が良いと思っていた人と関係がこじれて、どうしいてよいのかわからない」

「自分ばかりが責任を押し付けられていて、納得がいかないことが多い」

「人とのやり取りの場面で、どうしても感情がうまく出せない/止められなくなる」

 

 

臨床心理士としてカウンセリングを生業としていると、日々多くの方の悩みや苦しみと向かい合いますが、その内容も、冒頭で紹介したような日常の悩みから、日々新聞の紙面やニュースを賑わす虐待、依存症、PTSDなどまで、程度も色合いも実にさまざまです。

 

 

人は普通に生活していれば、誰でも多かれ少なかれ人間関係に悩み、自分の手に負えない出来事に出会って落ち込んだり、モヤモヤとした気持ちになったりするものです。そんな苦しみの中にいるとき、人はどのような状態にあるでしょうか?

 

 

じつは、強く感情を体験している時には、視野が狭くなり、行動もワンパターンになっています。それに気づいたとしても「自分ではどうしようもない」「こうするしかない」と思い込んで、感情をやわらげられるポイントが見えなくなってしまっています 。(中略)

 

 

認知行動療法は、そんな苦しい状況に対応するための方法です。いつものあなたのものの見方、考え方、行動に、ちょっと手を加えることで、あなたを楽に、そしてあなたの心を強くすることができる心理療法のひとつです。

 

 

本書は、おもに認知行動療法をはじめて学ぶ方を対象として、入門編として、認知行動療法の全体像をつかみ、実際に日々の生活に役立てていただくことを目指しています。そのため、まず一歩近づいていただくために、まず各パートの解説に入る前にマンガのストーリーを読んでいただきます。

 

 

子会社に出向を命じられ、心のバランスを崩してしまう28歳の梨香さんを主人公に、彼女が認知行動療法と出会って、心を強くしていく様子を描いています。マンガの展開を追いながら、あなたの生活などと重ね合わせながら読んでいただきやすくなるはずです。文字の解説だけでは伝えきれない雰囲気や感覚を、ストーリーやビジュアルから感じてください。

 

 

はじめての方でもすんなり読んでいただけるよう、専門性の高い内容は避け、説明でも、専門用語をできるだけ使わず、重要な部分に的をしぼってシンプルに説明することを心がけました。すでにカウンセリングや心理療法を受けてきた方は認知行動療法が進む際に目を配っておきたいポイントをざっと確認するためにお役立てください。

 

 

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