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あなたとわたしと性109号

2016年05月2日

弊社カウンセラーの熟田桐子があなたとわたしと性(アーニ出版)でインタビューを受けました。

熟田カウンセラーは性同一性障がいの経験から、同じ悩みを持つ相談者からの信頼は厚いです。

 

 

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「マンガでやさしくわかる認知行動療法」が発売されました

2016年04月26日

東京メンタルヘルスカウンセリングセンターセンター長の玉井が執筆いたしました「マンガでやさしくわかる認知行動療法」が 4月24日に株式会社日本能率協会マネジメントセンターより刊行されました。

 

 

「はじめに」からの抜粋

 

 

「職場の上司からつらく当たられて会社に行きたくない」

「仲が良いと思っていた人と関係がこじれて、どうしいてよいのかわからない」

「自分ばかりが責任を押し付けられていて、納得がいかないことが多い」

「人とのやり取りの場面で、どうしても感情がうまく出せない/止められなくなる」

 

 

臨床心理士としてカウンセリングを生業としていると、日々多くの方の悩みや苦しみと向かい合いますが、その内容も、冒頭で紹介したような日常の悩みから、日々新聞の紙面やニュースを賑わす虐待、依存症、PTSDなどまで、程度も色合いも実にさまざまです。

 

 

人は普通に生活していれば、誰でも多かれ少なかれ人間関係に悩み、自分の手に負えない出来事に出会って落ち込んだり、モヤモヤとした気持ちになったりするものです。そんな苦しみの中にいるとき、人はどのような状態にあるでしょうか?

 

 

じつは、強く感情を体験している時には、視野が狭くなり、行動もワンパターンになっています。それに気づいたとしても「自分ではどうしようもない」「こうするしかない」と思い込んで、感情をやわらげられるポイントが見えなくなってしまっています 。(中略)

 

 

認知行動療法は、そんな苦しい状況に対応するための方法です。いつものあなたのものの見方、考え方、行動に、ちょっと手を加えることで、あなたを楽に、そしてあなたの心を強くすることができる心理療法のひとつです。

 

 

本書は、おもに認知行動療法をはじめて学ぶ方を対象として、入門編として、認知行動療法の全体像をつかみ、実際に日々の生活に役立てていただくことを目指しています。そのため、まず一歩近づいていただくために、まず各パートの解説に入る前にマンガのストーリーを読んでいただきます。

 

 

子会社に出向を命じられ、心のバランスを崩してしまう28歳の梨香さんを主人公に、彼女が認知行動療法と出会って、心を強くしていく様子を描いています。マンガの展開を追いながら、あなたの生活などと重ね合わせながら読んでいただきやすくなるはずです。文字の解説だけでは伝えきれない雰囲気や感覚を、ストーリーやビジュアルから感じてください。

 

 

はじめての方でもすんなり読んでいただけるよう、専門性の高い内容は避け、説明でも、専門用語をできるだけ使わず、重要な部分に的をしぼってシンプルに説明することを心がけました。すでにカウンセリングや心理療法を受けてきた方は認知行動療法が進む際に目を配っておきたいポイントをざっと確認するためにお役立てください。

 

 

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メンタルヘルス通信NO.68

2016年04月22日

メンタルヘルス通信No.68のお知らせ【東京メンタルヘルス】

 

今号はメンタルケアの基本に立ち返って、
「みる、きく、はなす」について記事にして
おりますので、参考にしていただければ幸いです。

 

メンタルヘルス通信は、イントラネットへの掲載やプリントアウト
しての配布など、従業員の皆様へのメンタルヘルス啓発活動などに
ご活用ください。

 

従業員の皆様にPDFで配信される場合は、本通信の後ろに
社内相談室の案内などをつけ加えて配信することで、
相談室の利用促進になりますのでお勧めいたします。

 

メンタルヘルス通信NO68(PDF)

 

【テキスト版】
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
NO.68 「みる、きく、はなす」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

今号では、年度初めにあたり、メンタルケアの基本に立ち返って、
東京メンタルヘルスの心理カウンセラーに、メンタルケアのための
コミュニケーションについて、Q&A形式で聞いてみました。

職場においても、プライベートにおいても、メンタルケアが必要な際の
参考にしていただければと思います。

Q:
メンタルケアのためのコミュニケーションの要は何ですか?

A:
『見る』『聞く』『話す』の3つがポイントです。まず『見る』には、
2つの「見方」があります。『診る』と『看る』です。

『診る』という字は、診断という言葉にあるように、物事がどういう
状態であるか見極めてそれに名前をつけるような「見方」です。

この見方をされると、決めつけられる感じがしますが、プラスに
評価されるならまだしも、マイナスに評価され決めつけられるとなると
不快な気持ちになります。

たとえば、少し前、職場で困った人がいると、「新うつ」なのでは?!
などと、安易に決めつけてしまうようなこともありました。
そもそもこのような診断的な見方は、医師の専門領域です。
そのうえ、決めつけられた方からすると「偏見だ」「差別された」
などということにもなりかねません。

Q:
最近は「発達障害」という言葉がそのような感じで使われている気も
しますが

A:
全部が全部そうではないかと思いますが、たしかに安易に決めつけて
いるなと感じることはあります。さて、『見る』には、もうひとつ
『看る』という見方もあります。看護の「看」という漢字ですが、
やさしく見守る、といった意味合いです。
カウンセラーが基本にしている見方は、この『看る』です。

Q:
次の、『聞く』はどうでしょうか?

A:
『聞く』には2つの聞くがあります。漢字で書くと『訊く』と
『聴く』です。

『訊く』は訊問(じんもん)という言葉もありますが、質問する、
尋ねるということでの「聞く」です。この聞き方は、必要な情報を集め
たいときに有効な聞き方です。

ただし、聞き方によっては、問い詰められているという感じになり、
聞かれた方はやや窮屈になったり、場合によっては責められている感じが
することもあるので、注意が必要です。

そして、カウンセラーが一番大事にしている聞き方は『聴く』です。
これは音楽を「聴く」というときなどに使う漢字ですが、感性を働かせて
聞く、心で聞く聞き方です。

『聴く』という漢字は、「耳へんに十四の心」と書きます。十四の心に
耳を傾ける聞き方です。私たちの心の中には、いろんな気持ちや考えが
あります。

一口に悲しいといっても、心の中をよく見てみると、そこには様々な
気持ちや考えがあります。寂しい気持ちがあったり、後悔の念があったり、
あるいはまだうまく言葉にならないようなモヤモヤした雲のような気持ちや
考えが混じっていることもあります。

心は生きていますので、そのときどきで変化していきます。そういった
複雑でとらえどころがない、雲のような心をそのまましっかりと受け止める
ようにして聞いていくのが、この『聴き』方です。

Q:
最後の『話す』についても教えてもらえますか?

A:
カウンセラーは、いわば相談に来た方をやさしく『看て』、しっかりと
『聴く』という仕事をしています。
一方、相談に来られた方は『話す』ことで気持ちや問題を整理して、
自らの力で解決の道を切り拓いていきます。

カウンセリングを通して思うのは、『話す』ことによって、人は心の中に
たまったものを外に出すことができるということです。話すことで、
自分から離すことができるのです。そうすることによって、私たちは心を
軽くしたり、解放しているのだと思います。

そういった意味で、話すということはストレスから『離す』という
ことであり、心を解き『放す』ということでもある
のだな、
と日々痛感しています。

東京メンタルヘルス 新行内勝善

ストレスチェック対策無料セミナー 2016年5月13日(金)

2016年04月19日

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【2015年12月ストレスチェックが義務化!対策は万全ですか?】

~準備から面接指導及び労働基準監督署への報告書作成まで流れ~
労働安全衛生法の一部を改正する法律に伴い、2015年12月より、50人以上の事業場に対して、年1回以上ストレスチェックが義務化されます。ストレスチェック義務化の制度概要ならびに、企業の義務化対策を実務に即した内容で開催いたします。

正常性バイアスのリスク~ゴールデンウィークに変えて~

2016年04月18日

担当からゴールデンウィークについて、何か書け、という話しがあった。「あいよ」と安請け合いしたものの、 熊本を中心とする九州地方の地震の最中に、ゴールデンウィークをテーマにすることには気がひける。

 

通常なら、ゴールデンウィークには由布院も黒川温泉も別府も阿蘇連山も多くの観光客で賑わっているはず。
おそらく地元民もそれを見込んでいたであろう。

ゴールデンウィークはキャンセルの電話に対応するどころか、被災者を受け入れる施設として準備をしなければならないのではないか。

おそらく県も国もそのような対策を取るであろう。

 

 

今回の地震は14日の震度7の初震(前震)で、数多くの被災者を出したが、2回目の地震ではさらに多くの犠牲者を出してしまった。

後にこれが本震であった事が気象庁から知らされる。

住民にとっては、初震(前震)が大きかっただけに「これで終わった」「もう大丈夫」と思ったのである。

 

 

この
「もう大丈夫だ・・・」
「あっ電気がついた」
「家に帰ろう」

といった安堵感に伴う過小評価する気持ちが働いたのではないか。

 

 

これを社会心理学では「正常化バイアス(normalcy bias)」と言う。
今回も、ほっとして家に帰り、寝ていた隙に本震に見舞われた人たちが多かった。

 

 

でも、我々は危機的状況の中で自分を防衛し、他人を安心させるために、無意識に「大丈夫だよ」「もう心配しなくていい」と言いきかせてしまうことがあるものだ。

東京メンタルヘルス 代表 武藤清榮

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